「エイトボール」のルール ビリヤード

エイトボール(8ボール)のルール

 日本ではナインボールの次にメジャーなゲールがエイトボールです。
ナインボールより球数が増えてバンク(クッション)使用頻度も上がるため、より複雑なゲーム展開が好まれています。

 ルールは2人で行うゲームです。的球には、1番〜15番を使います。1番から7番までをソリッド(ローボール)、9番から15番までをストライプ(ハイボール)と呼びます。最後に8番を落とした方が勝ちとなります。

ラック(的球のセット)

 8番の的球を真ん中に置き、左右両端にそれぞれソリッドのどれか一つとストライプのどれか一つを交互に置きます(左右どちらでもかまいません)。それ以外の的球は決まりはありません。自由に並べましょう。

 右図では、ソリッドに3番、ストライプに9番を置きましたが、ソリッド(1〜7)のどれかとストライプ(9〜15)のどれかを左右それぞれに置けば良いのです。
他の的球に決まりはありませんが、ストライプとソリッドを気持ち散らばらせると良いでしょう。

ブレイクショット

 まず、先攻後攻を決めて先攻がブレイクします。この時、ソフトブレイク(緩いショット)は認められていません。的球のいずれかが入るか、4つ以上の的球がクッションに触れなければファールとなります。ファールの場合は、後攻がブレイクし直すか先攻にブレイクをし直させるか、現状のままスタートするかを選択できます。4つ以上の的球がクッションに当たった場合、的球が一つも入っていなくても、先攻が続けます。

 ブレイクショット時に8番が入ってしまったり場外に飛び出したりしても、ゲーム終了ではありません。8番をフットスポットに戻すか、ブレイクをやり直させるかを選択できます。
 ブレイクショット時に的球が場外に飛び出したときは、プレイヤーを交代して続行します。飛び出した的球は戻しません。

オープンテーブル

 ブレイク後は、ソリッド(ローボール)とストライプ(ハイボール)のどちらを狙うかを決めます。どちらのグループか決まっていない状態をオープンテーブルと呼びます。ブレイクショット後は全てコールショット(どの的球をどのポケットに入れるか指定)となり、入れた的球のグループが狙うグループとなります。

 ブレイクショット以外で、8番をポケットしたり場外に飛び出した場合、即負けとなります。
 8番を初めに当てて他の的球を落とした場合ファールとなり、オープンゲームのままプレイヤー交代です。落とした的球は戻しません。

 手球をポケットしたり場外に出てしまった場合、ヘッドライン内に手球を戻してプレイヤー交代です。

ゲームの詳細

 自分のグループが決まったら、コールしながら落としていきます。
 もし、相手の的球を落としてしまった場合、自分の的球も一緒にポケットしていれば続行となり、相手の的球のみの場合は、ファールとなり交代です。落とした相手方の的球は戻しません。
 コールした的球と違う的球が入ってしまったり、コールしたポケットと違う場所に入った場合、ファールとなり交代です。入ってしまった的球は戻しません。

 場外に飛び出した的球は、フットスポットに戻します。既にフットスポットに球がある場合はロングライン上にずらして接した状態で置きます。

自分のグループボールが無くなったら、8番をコールショットします。この時、8番が場外に飛び出したり、コールしたポケットとは違う場所に落ちた場合、コールショットした人が即負けとなります。
 ただし、手球が8番に触れなかった、相手の的球に初めに触れてしまったなど、8番がテーブル上に残っている場合は、ただのファールで交代となります。

ファール

・どの的球にも手球が触れなかった場合。
・コールした的球に触れたが、その後どの的球もポケットに入らず、手球、的球ともにクッションにも触れなかった場合。
手球がポケットに入ったり、場外に飛び出した場合。
・グループが決まった後に、手球が最初に相手の的球や8番に触れた場合。

 ファールの場合はプレイヤー交代となり、手球を好きな場所に置いて再開します。

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