「ボーラード」ルール ビリヤードゲーム

　ボーラードはボーリングとビリヤードを組み合わせた日本発祥のゲームですが、一人でも出来るルールと個人の技術レベルを判断しやすいゲーム内容から、プロテストの実技試験でも採用されてます。

　ルールはまず、１番から１０番までの的玉を使います。どの的玉の場合でも１つ１点としてスコアします。
　ブレイクショット時は的玉が入らなくてもカウントに数えません。入った場合はスコアにプラスします。ブレイクショット以降は、どの的玉からでも良いのでコールショット（狙った的玉をどのポケットに入れるか指定する）で入れていきます。指定したポケットに入らなかった場合はファールとなり、そこまでのスコアがボーリングでいう１投目ということになります。
　２投目は、１投目の続きからスタートで、狙った的玉が入らなかったり、指定したポケットと違うポケットに入ってしまった場合、２投目が終了となります。
　ここまでが１ゲーム目として、１投目と２投目のスコアの合計が１ゲーム目のスコアになります。１投目で全てが入ってしまった場合、１ゲーム目はストライク。２投目までで全て入った場合はスペアです。これをボーリングのように１０ゲームまで消化してスコアを出します。

• ・コールショットで狙った的玉が入り、さらに別の的玉が指定していないポケットに入った場合は、別の的玉もスコアになります。ただし、狙った的玉が入らなかった場合はその他の的玉が入った場合でもカウント出来ません。
• ・指定したポケットとは別のポケットに的玉が入ってしまった場合やコールしていない的玉が入ってしまった場合などは、フットスポットに戻します。複数戻す場合は、ロングライン上にずらしながら的玉同士が接するように置きます。
• ・１投目で手玉がスクラッチ（ポケットに入る）したり、テーブルの外に飛び出した場合、２投目はヘッドライン内に戻してヘッドラインの外にある的玉から狙います。残りの全ての的玉がヘッドライン内にある場合、ヘッドラインに一番近い的玉をフットスポットに移してその的玉から狙います。
• ・１０ゲーム目は、１投目でストライクの場合、もう１ゲーム行います。さらにそのゲームもストライクの場合は、もう１投分行い、ファールした時点で終了です（計３投分）。
• ・１０ゲーム目でスペアの場合、もう１投分を消化してファールした時点で終了です。（計３投分）
• ・１０ゲーム目でストライクもスペアもなかった場合は、３投目はありません。

　スコアの書き方、計算方法はボーリングと全く同じです。知っている方は読まずに飛ばして下さい。

例

　１ゲーム目は１投目が１ポイントで２投目が４ポイント、２ゲーム目は１投目が５ポイントで２投目でスペア（残りを全部落としたという事）といった具合に読みます。
　４ゲーム目、５ゲーム目のマークはストライク（１投目で全部落としたという事）です。

　計算方法は、スペアやストライクではない時はポイントを足していくだけです。

　スペアを取った場合、全部落としたので１０ポイントと、さらに次のゲームの１投目のポイントを足してそのゲームのポイントとします。例えば２ゲーム目のスペアでは、３ゲーム目の１投目の２ポイントをスペアの１０ポイントに足して２ゲーム目は１２ポイント獲得ということです。（上図）それを１ゲーム目の５ポイントに足して１７ポイントと記しています。

　次にストライクの場合、次のゲームの１投目、２投目のポイントを足す事が出来ます。例えば、５ゲーム目でストライクですが、６ゲーム目のスペア１０ポイントを足して、５ゲーム目は２０ポイント獲得です。（上図）
　それではストライクを続けて取った場合はどうでしょう。次ゲームのポイントが全て加算されるんだから、さらにその次のゲームのポイントも加算されます。２回続けてストライクの場合、２ゲーム先の１投目まで加算されます。では、ずっとストライクだったら？その場合は、２ゲーム先の１０ポイントまで加算と決まっています。なので１ゲーム目で取れる最高は３０ポイント、１０ゲーム全てストライクだと３００ポイントがさいこうとなります。上図では、４ゲーム目に２４ポイントを獲得しています。５ゲーム目のストライク１０ポイントとさらに６ゲーム目の１投目４ポイントが加算されたのです。

　１０ゲーム目は、スペアやストライクがなかった場合、他のゲーム目と同じように２投目で終了ですが、スペア、ストライクを取った場合は上図の３マス目のように３投目があります。
１０ゲーム目すべてがストライクだった場合は、合計３回のストライクとなります。
（さらに詳しく知りたい場合は、ボーリング専門サイト等でご確認下さい。）

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